先週開催されたPyCon JP 2016にスタッフとして参加してきました。
スタッフとしての参加は今年が初めてでしたが、スタッフになったきっかけやスタッフをする中で感じたことを書いておこうと思います。
Pythonと私とPyCon JP 2015
Pythonは、学生時代のプログラミングを勉強し始めた頃に触っていました。(もう6年前とか...)
当時は3系対応してるライブラリほとんどなかったけど、Python入門というPython3対応をうたっていた入門書を購入しました。
(この時期は「みんなのPython」とオライリーのねずみ本と購入したPython入門しか日本語書籍の選択肢がなかった。でも当時からWebの日本語ドキュメントはすごく充実してた)
Python入門を読んだ後にやったことは大体こんな感じです。
- PyQtでTwitterクライアント作った
- XMLすら知らない状態から初めてWeb API使った
- オレオレCMS作成
- ブログちっくなもの
- CGI(笑)で頑張ってた
- Django
- 1.2とか1.3あたり
- Web Frameworkとは何ぞやを知った
- Google App Engine
- Python入門でGAE触ってみようの項目があったので少し触ってみた
このあとエキパイ読んで、プログラミング始めたばかりの自分は挫折しまくりましたw
で、就職して上京して、仕事はiOS/Androidアプリ開発でPythonなんて一切触らない生活でしたが、変わらずPythonは好きだったので、去年のPyCon JP 2015に参加してみました。
チュートリアルもカンファレンスもお昼ご飯もとても楽しかったです。
スタッフになったきっかけ
PyCon JP 2015に参加してみて
- NOCツアーにも参加させてもらい、その中でスタッフは全員がボランティアであること、地方のメンバーや学生もいることを知った
- 本部裏の雑多具合を見て(笑)、学生時代サークルでイベントを企画してたことを思い出した
- 基礎はPythonから学んだと思っているので、何らかの形でPythonに貢献したかった
というような理由から、来年はスタッフしてみようという気持ちが生まれました。
スタッフとしての活動
- スタッフ登録(3/2)
- Jiraのチケットを見るとこの日にスタッフ登録してました
- 誰一人知り合いのいない状況だったので、登録するまでが最初の壁
- 「やらない後悔よりやる後悔」精神で勢いで登録
- スタッフ勉強会#1(3/24)
- 去年まではなかったらしいですが、知り合いのいない私には、最初の入りとしてとても助かりました
- 自分でやれそうなチケットを探したら、Androidアプリ作るチケットが手付かずになってたので、コレだ!と思って奪ったw
- スタッフ合宿(4/22-24)
- 合宿も今年初めて開催したらしい
- ここでたくさんのスタッフと話せたことで輪に入れたと実感
- アプリのざっくりとしたイメージをデザイナーやiOSの@yutailang0119と共有
- 月1ペースの作業日
- 平日夜にみんなで集まってもくもくと作業!
- アプリよりもWeb系のタスクをメインに消化
- PyCon JP hack-a-thon
- だいたい月1ペースで開催(GWは密だったw)
- これも去年までなかった
- 作業日は主に平日だったので、GWや週末に集まってまとまった時間でタスク消化
- 溜まっていたチケット消化、Webサイトのブランチ整理やらデプロイ自動化などができた
- PyCon JP meat up
- ハッカソンの後に開催していた肉会
- チキン、焼肉、熟成肉等いろんな肉をみんなでわいわい食べました
- PyCon JP 2016(9/20-24)
- 仕事の夏休みをここでとったので、前日の設営からスプリント1日目まで参加
- 準備などは学生時代の経験がかなり活きてた感ある
- セッションは当日からYouTubeに上がるのでスタッフも安心
PyCon JP関連のイベントはすべてconnpassを利用しているので、この他の集まりがみたい方はぜひそちらを。
スタッフに参加して感じたこと
スタッフに参加してみて良かったと思う点をいくつか挙げてみました。
人のつながり
誰も知り合いのいない世界でしたが、たくさんの知り合いができました。
そして、面白いなと思うのは、思っていた以上にPython以外の人がたくさんいました。
Webシステムのメンバーたちも本業でPythonを利用している人は少な目で、JSでフロントエンドをやっていたり、私と同じくスマホアプリを作っていたり、データ分析していたり、学生だったり、Linuxに強い人だったりと多種多様です。
その他のメンバーも人事だったり、デザイナーだったり、経営者だったりと普段からPythonをメインで使ってる方は少ない印象です。
(もちろん、たかのりさん、寺田さん、清水川さん、イアンさん、ヨナスさん、カレーメシ先輩のようにすごいPythonista勢もいます)
あと、外国の方と話す機会をもてたのは個人的にはとても良かったです。
スタッフにももちろんいますし、スプリント後には海外からの参加者(ロシア、ブラジル、台湾、スイス(スタッフ)、日本)とお寿司を食べにいったりもしました。
スタッフしてなかったらありえなかったですね。
PyCon JPの進め方
やりたいことをやろう、できることをやろう、できないことはできないと言おう、というスタンス・雰囲気で進めています。 PyCon JP 2016座長のたかのりさんは、この空気感を作るのが本当にうまくて、すごいなといつも観察してました(笑)
また、個人情報など隠さないといけない情報以外は、基本的にすべてオープンにしています。 人が集まるときはこんな感じでconnpassで募集(スタッフ以外も登録できるように賑やかし枠も用意)していますし、WebサイトやiOS/Androidアプリのソースコード、マニュアル、メディア掲載用の記事まですべてGitHubのリポジトリで管理しています。 Slackもオープンなチャンネルばかりですね。
個人的にこの内側にも外側にも壁のない感じが非常に心地よかったです。
技術的なところ
社外にエンジニアの知り合いがいても、実際に一緒に作業をすることはOSS活動してない限り少ないと思います。
そんな中で、いろんな分野のエンジニアが集まって、あーでもない、こーでもないと言いながらと作業を進めていくのは個人的にとても楽しかったです。
みんなすごいですが、決してついていけないレベルだとは感じませんでしたし、単純に勉強、経験の差による得意分野が違うだけだなと感じてます。
ただ、Androidアプリ作ってて、Pythonに触れる機会が少なかったので、来年はもう少しPythonやりたい(笑)
総括
想像していた以上に、いろんな経験ができ、「やらない後悔よりやる後悔」精神のまま勢いで登録したスタッフでしたが、とくに後悔していることはないです。
来年のPyCon JP 2017では、座長がたかのりさんから吉田さんに変わります。
スタッフ2回目となる来年は、今年の経験を活かして、もう少し広い視野を持って中心的なスタッフとして活動していきたいと思ってます!
そうそう、PyCon JP 2017 のスタッフ募集ですが、すでに始まってます。
興味のある方はぜひ、下記から応募をお願いしますー!
PyCon JP 2017 スタッフ申し込み