Geek Women Japan 2016というカンファレンスに参加してきました。
とてもいいカンファレンスだったので、今後の応援の気持ちも込めて、振り返り記事を書きました。
流し見でも結構ですのでさっと読んでいってもらえると嬉しいです!
Geek Women Japan 2016
Geek Women Japan 2016は、女性エンジニアのコミュニティであるGeek Women Japanさんが主催するエンジニア女子が中心となって一同に集まり、ギークなセッションを繰り広げるカンファレンス
です。
「女性だけでなく、男性もご参加いただけます!」とある通り、男性も普通に参加OKなイベントで、今回が記念すべき第1回目。
ちなみに私がこのカンファレンスを知ったきっかけは、某元座長のFacebookの投稿でした。 (イベントもコミュニティ自体もそれで知りました)
参加しようと思ったワケ
このツイートに書いてある通りですね。
PyCon JPを通して、改めて「いろんな人がいる」「それぞれ考え方や価値観が違う」ということを再認識したことで、もっといろんな人と関わってみたいという気持ちが出てきました。
そんな時期に、このイベントを知ったので勢いに任せて参加申し込みをしました。
カンファレンスについて
最初にも書きましたが、本当にとてもいいカンファレンスでした。
うまく言えませんが、誰に対しても優しく迎え入れようとしているカンファレンスだなぁという印象を私は受けました。
参加者には男性も女性も区別は全然ありませんでしたし、写真NGストラップや託児所の用意、Twitterを使った英語セッションの同時通訳など細かなところへの気配りもとても良かったです。
午前中
前日寝たのが遅くオープニングLTは間に合わなかったので、キーノートから参加しました。
キーノートはGitHubさんによる下記の2本立て。
- How I’m working at GitHub and How I want to work as an engineer
- Junko Suzukiさんセッション。スライドはこちら
- セッション中に出てきたこれらの言葉が非常に印象的でした
- エンジニアとして働く上で女性である必要はない、女性でない必要もない
- 「ラベル」をつけるのはやめよう
- 「女性だから」を言い訳にするのはやめよう
- 本当は「女性だから」ではなく、「マイノリティ」だから。「女性」だけでなく、どんな言葉でも使われる
- I will decide myself which way and how I walk as an engineer
- Encouraging healthy communities at GitHub
- Danielle Leongさんによるセッション。スライドはこちら
- こちらのセッションでも印象的な言葉がたくさんありました
- 女性がPRを出す際に性別を隠した場合、隠さなかった場合よりマージされやすい
- ハラスメントの加害者は、その時楽しいことをしているだけの普通の人
- GitHub上での具体的なハラスメントの数々
- 罰するルールではなく、良い行いを促進するツールを作っている
- 行動規範の普及率を図り、利用を促進するツールを開発中
どちらの内容も、組織もターゲットもグローバルで、多くのユーザーを抱えるGitHubさんならではのもので、非常に考えさせられるものでした。
午後
キーノート後は、お昼ご飯を食べて午後のセッションへ。 ずっとRoom Cにいましたが、コミュニティがコラボしている部屋だったので多くのコミュニティを知ることができました。
「○○の知らない世界」では、GTUGさんとクラウド女子会さんの活動紹介があった後、30分かけてみんなで好きな寿司ネタを言いながら自己紹介。 くまもんの人のツッコミがなかなか面白かったです(笑) 最後の質問会では地味に気になる開発環境やエディタの話などもあり、とても良い雰囲気の中で進みました。
その次の、「もしかして」「私たち」「「入れ替わってるー!?」」は、Java女子部の方がRubyOnRailsで、RailsGirlsの方がSpring FrameworkでWebアプリケーションを作った話。
わりとがっつり何かの言語を使っていて人前で発表するくらいの人でも、全然知らない言語やFWはわからないことだらけだったようで、当然のことながら最初はやっぱり誰でも大変だよなーと思って親近感がわきました(笑)
最後は、dots.女子部 & Ladies that UX Tokyo コラボセッション。
dots.女子部さんのメンバーによるLT自己紹介は、皆さん内容はもちろん、スライドまで個性的で普段から楽しくエンジニアリングしているんだなぁということが伝わってきました。
後半のLadies that UX Tokyoさんは、CoPaNaというサービスのプロダクトオーナーをされている方の話でした。
CoPaNaを開発をしているエンジニアの方々とサービスの責任者としててコミュニケーションをとる中で、どういう点ですれ違いを感じることがあるかなどを対談形式で紹介してくれました。
技術系のコミュニティではあまり聞けない話が新鮮でした。
スポンサーLT & クロージング & 懇親会
スポンサーLTはまさかの10分前倒しハプニングが。 個人的にはこういうのも手作り感を感じられて面白かったです。
そして、最後のクロージングでは、どこかで見たことのあるような超早口スポンサー企業の読み上げが行われていました。 TwitterやFacebookでも似てるって言われてましたね、あのスタイル(笑)
そしてそして、全てが終わったあとは西新宿のプロントで懇親会。
参加費はなんと無料。
スポンサー企業の方々、本当にありがとうございました。。。!
懇親会では、話して見たら実はTwitterでフォローしてた方、共通の知り合いがいる方、元PyCon JPのスタッフの方などたくさんの人たちと話すことができました。
性別関係なく、本当にいろんな人がいて、すごい方も多く、誰もが尊敬できる方々ばかりで、とても刺激を受けました。
最後に
運営の方々、ありがとうございました。 いろんな工夫や気配りがあって、とてもいいカンファレンスになっていたと思います。 ぜひ来年も開催できるよう応援しています。
最後に、もしできることなら、他のコミュニティにも知見を共有してほしいなーと思います。 代わりにもし何かお手伝いできることがあればしますので、遠慮なく声かけてくださいー(笑)